
仙台市泉区にてキタコのハンドルロックが開かないし鍵も抜けないということでお伺いしました。
近年盗難が多発しているので物理的な対策は一定の効果があります。
最近は強引な窃盗団もいるので切断の対策もしてありかなり強固なハンドルロックです。
しかし鍵が開かない、抜けないとなるとその強固さがまた厄介です。
メーカーさんにも問い合わせしたということでしたが、最終手段はハンドルごと切り落としてハンドル交換とのことでした…。
それは避けたいということでご依頼いただきました。
現地で状態を確認すると確かに鍵は抜けないしハンドルロックが取れる気配もありません。
でも鍵は回ります。
この鍵穴も特殊でアブロイキーのようなディスクタンブラー錠が付いています。
鍵穴を確認して原因は特定できましたが、元に戻すのが非常に困難です。部品がくい込んでおり簡単には全く戻りません。
これは構造上他のハンドルロックでも起こりうるトラブルだと思います。
特に鍵穴が下から差し込むようになっており、運転先に乗ったまま開錠しようとすると鍵穴が見えないまま手探りで操作するのでこのトラブルが起こりえます。
様々な工具を使い30分ほどかかってなんとか元に戻すことができました。
戻したあとは正常にスルッと開錠。
このトラブルが起きないようにするには確実に鍵を奥まで差し込んでから回すことが第1です!
下から差し込む以上見えない状態で鍵を差し込むので、注意してこれ以上奥にいかないか?確認してから回すことが必要です。
盗難の対策と毎日の手間が反比例はしてしまいますが物理的な対策は有効です。
車やバイクに設置したロックが開かなくなった際には、既に破損していない限りは極力非破壊で開錠しますのでご相談ください!